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先生も言わせてもらおう [teachers] |
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[先生のお話] 先生からのメッセージです |
■ 2010年度 夏合宿 B班 野本 勇 [2010/7/31] 今年の1月に手術で3ヶ月程度の運動禁止があり、担当医から普段の生活に戻れるが、重労働は控えた方がいいですよとの事でしたが、禁止されるとなおさら山に行きたくなっていました。 山岳部の生徒も中1 から?2まで30名ほどになりましたので、全員で同じ場所に行くことが困難になりました。最初は全員で塩見へ高校生はそのまま聖岳方面へと思っていましたが、JRの夜行電車がなくなってからは初日の行動する時間に制約が大きくとても難しいことがわかりました。人数も多いことなので、中学と高校とに分けて行動することになりました。私としては、気持ちの上では勿論高校生達と一緒に行きたかったのですが、半年も何の運動もしてなかったので迷惑をかけるといけないので、中学生と北沢峠をベースに甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳について行くことにしました。 久しぶりの(たった半年だけど)合宿なのと、?2 のリーダーに任せてしまって、中学生の指導を十分にせずに合宿の当日を迎えてしまいました。 21日北沢峠はバス停から近いので、少々荷物が多くても気にならないのですが、今回は荷物を出来る限り減らしたので、少し寂しい昼食をテント設営後に摂りました。一応記録を取っておきなさいとリーダーに確認したところ、記録係が決まっていないのには驚きと、記録を取る意味を現?2のリーダーが下級生に伝えていない事がわかりました。(いろいろな係があることはわかっても、その大切さまでは伝わっていないようです) 22日
駒津峰まで順調だったが、休憩後少し歩いたところで、中1の生徒が足が痛く動けないとの連絡がはいり、岩場なのでねんざでもしたのかと思いきや、筋肉痛で足が動かないとの事で、自分のペースで歩けない中1に多く見られます。高校生に本体を任せて、私とゆっくり登らせることにしました。
魔利支天との分岐まで連れて行ったところ、本体は頂上の一歩手前で、このまま連れて行くのは、時間的に無理と判断し、ゆっくりと駒津峰まで引き返し本体が戻るのを待ちました。1時間ほど休憩を取らせている間に足の痛みも引き、本体も戻ってきたので来るときと同じルートで下山することにしました。が、中2の生徒が眠いと言って起きる気配が無いので、もう少し休憩を延長して様子を見ましたが変わらないので、無理に起こし下山を始めました。 10分もしないうちに再度眠いと言って座り込んでしまいました。聞くところによると、3000 メートル級の山は初めてなのと、気温が高く熱射病の疑いもあるので、救援を頼むと同時に、体格のよい生徒と私で担いで、仙水峠まで何とか下ろしました。4時を過ぎてしまいましたが、5時少し前に本人から歩き出し、天幕場に何とか明るい内にたどり着き一安心しました。先に下山させていた生徒に夕食の準備をさせていたのですが、なぜか米が半生で、疲れ切った日でした。ひとつうれしかったのは、病後の私にとって、重い荷物はもう持てないかと内心しょげていたのですが、50キロ以上のものをまだ担げたのは、最大の収穫でした。
23日は停滞日にしていたのですが、昼間暇だったので、再度一人で仙水峠まで魔利支天を見に登りました。峠で休んでいると、高齢者の登山者が実に多いので、私などはまだまだこれからと感じました。 夕方になってリーダーの様子がおかしく、活動がだいぶ鈍くなっているのに気がつき、いろいろと話してみると、どうもリーダーの重圧に耐えきれなくなったようでした。仕方が無いので、夕方からテント中で休ませることにしました。初めてのリーダーをするそうで、これも経験ですので、次回からはよくなるよと励まし明日に向けて準備をさせました。 夕方になり、OBの武藤さんが奥様と一緒に来られました 24日 今日も快晴で、日焼け止めクリームをたっぷりと塗り込み、体調がよくないのでLをテ ントに休ませ、SLを中心に仙丈ヶ岳へアタックです。
2合目で一回目の休憩を取っていると、中1 の生徒が腹痛を訴えたので、?2 の生徒に天幕場まで下ろさせました。 先日の体調を崩した生徒も、足の筋肉痛を訴えた生徒も、快調に小仙丈ヶ岳へ 休日ということもあり、頂上はかなり込んでいたのと、中2 の体調を気にして、早めに下山しました。小仙丈ヶ岳でお茶を沸かし1時間程度休憩し天幕場へ。体調を崩した生徒も、だいぶ元気が出たので自力で下山させました。
最後に、私の体力不足と、指導が十分で無かったので(高校生の指導だけで手が回らなかった) 全員が十分に楽しめたのか気になる山行でした。また、山ですれ違う方々は私よりも年上の方が多く、学生の団体は少なく寂しさを感じます。 野本 |
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