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tome VII - 合宿報告3
南アルプス全山縦走昭和58年度夏季合宿
page 3/3 [行動記録後半・反省] 行動記録
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7月28日(快晴)B隊は4時起床、体調の優れない金沢を置いて、小田をリーダーに5時20分塩見岳ヘアタック開始。A隊から翌日下る岩城氏が特別参加。13時50分、戻ってくる。残りは休養。各自好き好きに過ごす。 7月30日(晴一時曇)
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7月31日(曇後晴)
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8月1日(雨)3時起床。合宿後半になって初めての雨である。30分で朝食をすませ、雨が弱まるまで天幕内に待機。5時過ぎに弱まったので雨具をつけ、撤集、。パッキング。6時に出発した。大沢岳頂上辺りに来ると降りが強くなり、雨に慣れぬ中学生は意気消沈してしまった。弱まることを知らぬ雨、及びペースが遅くなったことにより、聖岳を越え、聖平へ行くのは断念し、やむなく兎岳避難小屋に天幕を張る。水は避難小屋の屋根から落ちる天水を利用した。 8月2日(快晴)2時55分起床。観天望気をしてびっくり、雨と思いきや何と満天の星空である。落ち込んでいた気分も吹き飛び、前日の遅れをとり戻そうとやる気満々である。4時45分出発。眼下には雲海が広がっている。6時30分、聖岳着。荷物を置いて奥聖へ向かう。6時50分奥聖者。雲で見え隠れする荒川三山や赤石岳を見ながら昼食をとる。40分後聖平に向けて発つ。9時、前日の目的地聖平に到着。なかなか良い所だ。ここで一泊したかった。天水の入っていたポリタンクの水をつめかえ、出発。水エンジンを持つといわれる中三が、聖平で水を飲んだおかげで大いにハッスルし、11時15分、上河内岳着。30分の休憩の後、茶臼小屋目指して出発。途中のお花畑で子鹿に会い、気分は最高、と言いたいものの、食料の軽量化による空腹感で、余り気分はのらない。13時茶臼小屋に着く。ここまで来れば、予備日はもう必要ないので、空腹感に耐えきれず、予備食のポップコーンを食べる。 |
8月3日(晴)
8月4日(快晴)2時50分起床。畑薙第一ダムのバス停に一番に到着しよう、と皆気合を入れ、1時間25分で撤集とパッキングを終え4時15分出発。今年の中三は最終日になると速くなる、と言われていたが、この日も定評通りの力を発揮、もの凄いスピードで下り始める。コースタイム2時間のところを1時間で下り、5時15分、横窪沢小屋に着く。ウソッコ沢小屋へ行く途中、今合宿初めて他のパーティに抜かれてしまった。最後のヤレヤレ峠の100。程の登りをなんとか登ると、畑薙大吊橋が見えてくる。ゴールは近い。畑薙大吊橋は全員が渡りきるのに、14分要した。もうバス停までは林道。もの凄い早歩きになり、先程の。パーティを抜きかえし、8時20分、一番でバス停に到着。ついに13泊14日の合宿も終わった。バス・大井川鉄道・東海道線を乗り継ぎ、東京へ帰る。 |
以上、細々とした反省はあるものの、合宿の最大目標・南アルプス全山縦走は成し遂げたのだから、十分満足出来る合宿であったと思う。 (昭和60年卒) page 1. 合宿概要
反省
page 2. 行動記録前半
page 3. 行動記録後半・反省
1983年度活動記録も併せてご覧下さい。
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