[chronicles]



1982年度山行記録(前半)

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注:このページはちょっと重いかもしれません。



1982年(昭和57年)4月
  • 丹沢月例山行(4月5日-7日)L小沢徹、今西規(高二)、石井秀行、大塚進(高一)、風間史彦(中三)、金沢大介、小田健一、小沢雅男、岩崎裕介、山本隆太(中二)
    • 5日(晴)新宿〜新松田〜西丹沢〜林間学園(幕営)
    • 6日(晴)林間学園〜白石峠〜加入道山〜畦ケ丸〜林間学園
    • 7日(晴)林間学園〜犬越路〜大室山〜犬越路〜林間学園〜西丹沢

      新中二の春合宿の代わりとして丹沢に二泊。中二の中には初めての山行という者もいて朝はまだまだ出発が遅いようであったが、天幕移動がないということがカバーして、それほどたいへんでもなかった。

  • 平ケ岳個人山行(4月28日-5月3日)今西(高二)、藤森キジ隆、田辺ロバ康、高坂ムチムチプリン(OB)
    • 28日上野発
    • 29日沼田〜鳩待峠〜至仏山荘〜大白沢山(幕営)
    • 30日停滞(テントの近くでスキーの練習)
    • 1日カッパ山往復
    • 2日平ケ岳アタック
    • 3日下山

5月
  • 雲取山・飛竜山個人山行(5月5日-6日)石井(高一)、部外者一名
    • 5日立川〜奥多摩湖〜熱海〜倉戸山〜鷹ノ巣避難小屋〜七ツ石山〜奥多摩小屋(幕営)
    • 6日奥多摩小屋〜雲取山〜三ツ山〜飛竜山〜サオラ峠〜丹波
  • 棒ノ折山オープン山行(5月16日)L今西、SL小沢(高二)、石井(高一)、風間(中三)、金沢、小田、小沢、岩崎、山本(中二)、土田拓二、神田雄高(中一)、平野博志(部長)。16日(晴)池袋〜飯能〜河又〜棒ノ折山〜名栗鉱泉

    オープン山行だというのに中一の集まりが悪かった。しかし棒ノ折の山頂では大いに遊び、非常に疲れた。

6月
  • 甲武信岳月例山行(6月11日-13日)L今西、SL小沢、加藤広亮(高二)、石井、大塚、伊藤宏(高一)、風間(中三)、金沢、小田、小沢、岩崎、山本、石塚靖貴(中二)、土田、神田(中一)
    • 11日新宿発
    • 12日(晴)小淵沢〜信濃川上〜梓山〜西沢〜甲武信岳〜甲武信小屋(幕営)
    • 13日(晴)甲武信小屋〜木賊山〜戸渡尾根〜西沢渓谷入口

      月例では珍らしく夜行で出発して寝不足のため皆半分寝ながら歩いた。西沢の登りは快適なので途中のなめ滝で昼寝をする。樹林の中の戸渡尾根を快いペースで下り西沢渓谷に着くと人が多いので驚いた。

7月
  • 富士山個人山行(7月14日-15日)小沢、加藤(高二)、石井、大塚(高一)
    • 14日新宿〜大月〜河口湖〜五合目〜七合目小屋
    • 15日七合目小屋〜富士山〜お鉢めぐり〜御殿場五合目
  • 北アルプス夏季高校合宿(7月23日-8月1日)CL今西、SL小沢、加藤(高二)、石井、伊藤、大塚(高一)、風間(中三)、増子寛(部長)、浅田康夫、中村仁(OB)
    • 22日(晴)上野発
    • 23日(晴)富山〜折立〜太郎兵衛平
    • 24日(曇)薬師岳往復
    • 25日(雨)太郎兵衛平〜黒部五郎〜黒部乗越
    • 26日(雨)停滞
    • 27日(曇〜晴)黒部乗越〜三俣蓮華〜双六
    • 28日(晴)槍ケ岳往復
    • 29日(曇〜晴)双六〜三俣蓮華〜鷲羽岳〜水晶岳〜黒部源流〜三俣蓮華〜双六
    • 30日(曇〜晴)双六〜弓折岳〜笠ケ岳
    • 31日(晴)笠ケ岳〜新穂高

この合宿は岩燕に詳細なレポートがあります。ご覧下さい。


8月
  • 中央アルプス個人山行(8月4日-7日)伊藤(高一)、小田、岩崎(中三)
    • 4日新宿発
    • 5日駒ケ根〜しらび平〜千畳敷〜木曽駒ケ岳〜宝剣岳〜檜尾岳〜檜尾避難小屋
    • 6日空木岳アタック
    • 7日檜尾根〜中御所
  • 奥秩父個人山行(8月7日-10日)石井(高一)部外者一名
    • 7日池袋〜西武秩父〜お花畑〜三峰口
    • 8日三峰ロ〜川又〜突出峠〜雁坂峠〜西破風山〜笹ノ平避難小屋
    • 9日笹ノ平避難小屋〜甲武信小屋〜甲武信岳〜国師岳〜梓川岩小屋
    • 10日梓川岩小屋〜岩屋林道〜梓山
  • 火打山・妙高山個人山行(8月10日-11日)小沢(高二)
    • 10日妙高高原〜赤倉温〜燕温泉〜黒沢池〜高谷池〜火打山往復
    • 11日高谷池〜黒沢池〜妙高山〜北地獄谷〜燕温泉
  • 白山個人山行(8月13日-14日)小沢(高二)、小沢(中二)
    • 13日金沢〜別当出合〜室堂
    • 14日室堂〜白山往復〜南竜山荘〜別当出合
  • 常念岳夏季合宿(8月21日-25日)L今西(高二)、SL石井(高一)、河上(中三)、金沢、小田、小沢、岩崎、山本、石塚(中二)、山中康成、土田、神田(中一)、中村(OB)、野本勇(部長)
    • 21日新宿発
    • 22日(曇)松本〜新島々〜上高地〜徳沢園〜長塀山〜蝶が岳ヒュッテ幕営地
    • 23日(快晴)蝶が岳ヒュッテ〜蝶が岳〜常念岳〜常念乗越
    • 24日(快晴)常念乗越〜横通岳〜大天井岳〜燕山荘幕営地〜燕岳往復
    • 25日(快晴)燕山荘〜燕岳往復〜合戦小屋〜中房温泉

台風の影響で豊科から入る予定を変更して上高地から入山したが、長塀尾根は急坂が続いてバテる者が続出する。蝶ガ岳と燕山荘の天幕場では水を小屋から買い、屈辱的な思いを強いられる。水をあまり飲んでいないが蝶が岳から常念小屋という短い行程より、水をたくさん飲んだが常念小屋から燕山荘という比較的長い行程の方がはるかに速いペースであったので、中二と中三は水さえ与えればいくらでも歩くということが証明された。最終日の燕岳山頂での御来光には皆感動した。

河童橋にて記念写真の図。 蝶ケ岳附近にて。河上、小沢。

常念岳をのぞむ。 縦走路をゆく

  • 笛吹川東沢個人山行(8月25日-28日)今西(高二)、中村、浜田優(OB)
    • 25日塩山バス停泊
    • 26日塩山〜円川〜西沢渓谷入口〜東沢〜トサカ谷
    • 27日トサカ谷〜乙女ノ沢〜東ノナメ沢〜トサカ谷
    • 28日トサカ谷〜ホラノ貝沢〜トサカ谷〜西沢渓谷入口

9月
  • 八ケ岳個人山行。加藤(高二)部外者一名。
    • 1日目新宿発
    • 2日目茅野〜渋ノ湯〜夏沢峠
    • 3日目天狗岳往復
    • 4日目夏沢峠〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸口

10月
  • 雲取山個人山行(10月3日)小沢(高二)。立川〜奥多摩〜留浦〜七ツ石山〜雲取山〜七ツ石山〜留浦
  • 雲取山月例山行(10月11日-12日)L石井、SL伊藤、大塚(高一)、風間(中三)、金沢、小田、山本(中二)、土田、神田(中一)
    • 11日(曇)立川〜奥多摩〜峰谷橋〜鷹ノ巣山避難小屋
    • 12日(晴)鷹ノ巣山避難小屋〜七ツ石山〜雲取山〜霧藻ケ峰〜三峰神社〜大輪

      鴨沢から登る予定であったが前日の雨でバスは峰谷橋止まりであったので、浅間尾根を登ることにする。運動会の翌日であったこともあり、ピッチが上がらず鷹ノ避難小屋に着くのが遅かった。予定通り奥多摩小屋まで行こうとすれば行ける時間であったが、寝るのが遅れて翌朝暗いうちに出発する練習ができないと困ると思い、避難小屋の近くに天幕を張ることにする。そのため次の日は月例山行にしては長い行程となった。

11月
  • 南天菩薩月例山行(11月13日-14日)L石井、SL大塚(高一)、小田、小沢、岩崎、石塚(中二)、山中、神田(中一)
    • 13日(曇)新宿〜初鹿野〜湯ノ沢峠
    • 14日(快晴)湯ノ沢峠〜大蔵高丸〜大岩が丸〜曲沢峠〜景徳院〜初鹿野

      湯ノ沢峠までは例によって長い林道歩きである。しかしその分余裕があり、缶蹴りなどして大いに遊ぶ、下級生も朝の手順には少々慣れたようで意外に早く出発し、快晴で目の前に南アルプスを見ながら快調に歩く。そこで、国鉄の駅に11時に着いてしまうという前代未聞の事をなしとげてしまい、驚きながらも少しもったいないような気がした。

12月
  • 八ケ岳冬季合宿(12月25日-29日)L石井、SL大塚(高一)、河上(中三)、金沢、小田、岩崎、山本(中二)、岩城達之助、浜田(OB)、増子(部長)
    • 25日新宿発
    • 26日(雪)茅野〜渋ノ湯〜高見石〜白駒池
    • 27日(快晴)白駒池〜高見石〜中山〜黒百合平〜アイゼン歩行練習
    • 28日(快晴)黒百合平〜東天狗岳〜西天狗岳〜東天狗岳〜中山峠〜黒百合平
    • 29日(快晴)黒百合平〜東天狗岳往復〜渋ノ湯

      渋ノ湯に着いた時はすでに雪が降っていた。高見石までの道で、雪の中の木の枝につまづき頭から雪に突込む者がいて皆大いに笑う。白駒池では降雪の中での設営に手こずる。27日の朝は、小田が雑煮に入れるジフィーズの鳥肉としょう油を間違えて石井は激怒する。天幕は予想通り凍っていて、撤収するのも畳むのも容易ではない。そんなこんなで朝の出発は非常に遅れたが、凍りついてふくらんだ天幕の顔をザックからのぞかせたまま、やっとの思いで出発する。28日には天狗岳を往復し、帰りの途中で気休め程度のピッケルストップの練習をし、最終日にもアイゼンの歩行訓練を兼ねて天狗岳を往復してから下山と、非常に浅くではあるが雪上訓練をし、この合宿の目的を果たした。




1982年度山行記録後半へ続く>>>




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