朝の撤収はだんだん良くなってきたようだ。もちろんまだ改善すべき所はあるが。朝食後A隊とB隊は別れる。我々A隊はガスっている大天井の方に向かった。
想像通り展望は悪く、退屈な道のりが続く。さて東大井の巻き道の分岐で東大井に登るか迷ったが結局強行。しかしガスって何も見えず、下りは踏み跡もなく、無駄な体力を消耗した。でも高山植物がすごくきれいだった。しばらくして大天荘にっき、大天井岳をアタック。あいにくのガスで何も見えなかったのが残念だった。大天井ヒュッテまでちょっと疲れたが、がんばって歩く。だらだらとした道にあきるが見晴らしに良いところでは東鎌、北鎌尾根、そして槍が綺麗に見えた。
やっとのところで西岳ヒュッテに着く。ここは水の値段が高いが、「それ池」という池があるなど、なかなかユニークなところだった。でもキャンプ場としては場所も狭く、風がもろに当たり、あまり良いとはいえなかった。
テントを張った後、西岳にアタックする。言葉では表せない山であった。ぜひ又登ってみたい。だんだんと貧しくなる夜ご飯を食べ就寝。
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中学生部隊と高校生部隊とに別れ出発、常念乗越から横通岳まではガス状態が続いていた。横通岳はただのがれきの山という感じがした。東大井岳に登るまでの所でガスが晴れ展望が良くなる。下の方に雪渓が残っているのが確認できた。東大井岳は回り込んでもよいのに結果的に登ったが、人が来た気配もなかった様なところだった。またコマ草もところどころに見ることができた。
大天荘に到着。ペースはなかなか速く、コースタイムより速かった。そして、ザックを大天荘に置き、大天井岳をアタック。大して休まずに大天荘を出発。大天井ヒュッテまでなかなか長く切れていて危険なところもあった。大天井ヒュッテからは大きな上下はなかったが、切れていた。右側に北鎌尾根を望むことができた。
西岳ヒュッテまではなかなか時間がかかり、疲れた。テントを設営してから、西岳をアタックしたが東大井岳と同じように人が一人もいない寂しい山頂だった。
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朝にA隊と別れた。それからはリーダーになり、「ばてられない」ということを知った。6:00に出発し、4本で降りきった。リードする立場を体験する、貴重な一日だったと思う。帰り、タクシーが来なくて閉口した。 |
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