[chronicles]



1975年度山行記録

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棒の折にて。中学生がたくさん。
1975年(昭和50年)5月
  • 棒ノ折山オープン山行(5月18日)晴。L三品裕司、高野信久、蒔田清、藤森隆(高二)、田中寿一(中三)、田中伊知郎、大西弘記、浅田康夫、長久保隆一、大野光、岩城達之助、直井昌士(中二)、中村仁、林和彦、高坂元顕(中一)、須永和久(部外者・中三)、浜田優(部外者・中一)、平野(部長)。西武池袋-飯能-小沢-小沢峠-棒ノ折山-岩茸石山-大丹波-川井

6月

  • 雲取山月例山行(6月14日-15日)L三品、田辺(高二)、大野(中二)、中村、林、高坂(中一)、鈴木順二(OB)
    • 14日(曇)立川-奥多摩-鴨沢-七ツ石山-五十人平
    • 15日(曇)五十人平-雲取山-芋ノ木ドッケ-長沢山-天祖山-日原

7月
  • 水無川個人山行(7月14日-7月16日)高野、蒔田(高二)。
    • 14日 新宿〜渋沢〜戸沢
    • 15日 幕場〜水無川本谷遡行〜塔の岳〜源次郎谷下降〜幕場
    • 16日 幕場〜新茅の沢遡行〜鳥尾山〜渋沢
  • 夏季朝日連峰合宿(7月26日-8月1日)L三品、高野、蒔田(高二)、田中、浅田、岩城(中二)、鈴木、大室雄一(OB)、平野(部長)
    • 26日(晴)上野発
    • 27日(晴)山形-白滝ー鳥原山
    • 28日(晴)鳥原山-小朝日岳途中
      • A隊(三品 田中 鈴木)-(往路戻る)-鳥原山-朝日鉱泉
      • B隊(高野以下五名)-小朝日岳-大朝日岳-金玉水
    • 29日(晴)
      • A隊朝日鉱泉-宮宿-(往路戻る)-朝日鉱泉-中ツル尾根-大朝目岳(合流泊)
      • B隊金玉水停滞(雪上訓練)
    • 30日(霧後晴)金玉水(大朝日岳往復)-西朝日岳-竜門山-孤穴
    • 31日(晴)孤穴-以東岳-三角峰-オツボ-大鳥池
    • 1日大鳥池-車道終点-大鳥

      本合宿は、中二全員参加による中二の強化と中三の田中の教育であったが、準備期間でその大半が健康管理に失敗し寝こんでしまった。近頃の中学生は温室育ちが多いのだろうか。根性がくさっているのだろうか。参加者がへるという事は、いく者の荷が重くなるという事である。初日は中二もバテぎみで、島原到着が遅くなる。
      二日目は小朝日の途中まで来た所で田中のアレルギーが悪化、あまりにも調子が悪いので、鈴木OBと相談して結局下ろす事にした。三品、鈴木OBが田中を朝日鉱泉まで下ろし、残りの者は金玉水に沈澱、明日合流する事にした。A隊は朝日鉱泉で仮泊した後、鉱泉の西沢信雄氏にトラックで宮宿まで送ってもらい、町役場から田中の家へ連絡を入れ、引き返して夕やみせまる金玉水でB隊と合流する。B隊は天幕設営訓練、雪上訓練をした。
      四日目からは順[調]で、孤穴の雪渓で雪上訓練をしたり、大鳥池で泳いたりした。中二は、中三並の荷物であったがよく頑張った。ただ直前に何人かの中学生が行けなくなってしまったのが残念である。[三品]



ばてた田中。




増えた荷物。
左より平野、大室、三品、岩城、高野、(浅田)、蒔田





疲れた面々。
左より三品、岩城、高野、大室、蒔田、平野、浅田





充実した合宿。残り物には意外と福があった。


8月
  • 槍ケ岳個人山行(8日4日-7日)高野(高二)、高野(OB)、部外者一名。
    • 4日:東京〜新穂高〜槍平
    • 5日(晴):槍平〜槍ケ岳肩
    • 6日(雷雨・雹):肩〜中岳
    • 7日(晴):中岳〜南岳〜槍平〜新平湯
    • 8日:帰京
  • 大菩薩嶺個人山行。高野(高二)他部外者。裂石〜福ちゃん荘にて定着三日。〜下山
  • 夏季八ヶ岳中学合宿(8日27日-31日)L三品、高野、蒔田(高二)、浅田、長久保、大野、岩城(中二)、中村、林、高坂、浜田(中一)、佐藤則秋、坂本陽一(OB)、平野(部長)
    • 27日(晴)新宿発
    • 28日(曇)茅野-美濃戸ロ-美濃戸-南沢-行者
    • 29日(曇)行者-阿中のコル(阿弥陀岳往復)-赤岳-横岳-硫黄岳-赤岩ノ頭-行者
    • 30日(晴)行者-赤岩ノ頭-オーレン-東天狗岳(西天狗往復)-(往路を戻る)-オーレン
    • 31日(晴)オーレンー上槻ノ木

朝日に比べると、全体に余裕が感じられます。
後列左より。大野(暗い?)、高坂、坂本おいどん、長久保、平野先生、浅田。前列左より。中村、浜田、岩城、三品、高野、林

この合宿の本来の目的は、中二の高校合宿でつけた力の発揮であったが、前項で述べた通り高校合宿に2人しか来なかったので、中一を含めて最初からやり直す事になった。

中一は、オープン山行のあと入部した浜田を含め全員、中二は4人も参加して総勢14名天幕三張の近来まれに見る大部隊である。

中二は訓練のため、たくさん背負わされるが、よく頑張る。蒔田がいるせいか天候は思わしくなかったが、天狗岳往復の時は晴れ上がり快適だった。参加者が多く、中一、中二の間でもチームワークが出てきたようで、それなりの成果はあったと思う。[三品]


9月
  • 両神山月例山行(9月14日-15日)L三品、高野(高二)、田中、浅田、岩城、直井(中二)、高坂、浜田(中一)
    • 14日(曇後雨)池袋-西武秩父-納宮-奈良尾沢峠-清滝
    • 15日(ガス時々晴)清滝-両神山-梵天ノ頭-白井差峠-中双里-三峰口



両神の岩場にて。


バテた田中を背負う三品。流石に辛そう。
(この時田中はいびきをかいて寝ていた)

巻機にて。いまだにこの時見たものより美しい紅葉には出あったことがない。[高野]
11月
  • 巻機・古峰個人山行(11月1-3日)三品、高野、蒔田(高二)
    • 1日:上野発
    • 2日(晴):清水〜巻機
    • 3日(曇・雪):巻機〜南入りの頭〜古峰神社〜六日町
  • 京都・淡海山個人山行。田辺、三品、高野(高二)。学年旅行の自由行動を利用し三人で日帰り山行をしたもの。

1975年山行記録後半 (2/2) へ続く




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text by y.mishina. photos by y.mishina, n.takano & j.suzuki.

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